積み木を用意してみたけど、子ども任せに遊ばせているだけって方も多いと思います。
せっかくなら、大人も一緒に遊びに参加して知育にしちゃいましょう!
年齢別にできることをご紹介します。
※年齢別にしていますが、お子様の発達に合わせて進めてくださいね。
もくじ
0歳の積み木遊び
自分の意思で物をつかんだり、離したりできるようになってきたらそろそろ積み木で遊べますよ。
赤ちゃんの手でもつかめて、誤飲できないくらいの程よい大きさのものを用意しましょう。
1辺が3~4㎝くらいあるといいですね。
私の教室では、3㎝角の積み木を用意しています。
色付きのものもあります。
このくらいの時期は10個くらいあれば充分です。
- 質感や重量感を感じる
- 目で見て、手をコントロールする
- 形が変わるのを楽しむ
0歳のうちは、まだ創作目的ではなく感覚を楽しみましょう。
① 両手に持ってカチカチ打ち鳴らす
これだけでも立派な積み木遊び。
両手に別々のものを持つことができ、それがぶつかるように打ち鳴らすためには
目で見て、手をコントロールさせる必要があります。
親が「カチカチ」と言いながらやって見せてあげましょう。
② 積み木を崩す
親が高く積み上げた積み木を触らせて崩してもらいましょう。
一瞬で形が変わる様子や、ガシャンという音も子どもにとってはとても刺激的なことです。
③ 積み木を缶の中に落とす
意識的に手を広げて物を離すことができるようになると、『落とす』ということがしたくてたまらない時期がやってきます。
何かの中に積み木を落とす遊びは、落としたい気持ちも満たし、手のコントロールも洗練させられるので子どもにとってはとても楽しい遊びになります。
④ 平面の見本に積み木を置く
まずは一つの積み木でやるのがおすすめ。
同じ大きさ、同じ色の見本の方が子どもはわかりやすいです。
1歳の積み木遊び
積み木としての遊び方ができてきます。
創造的な遊びにつながる基礎的な使い方を見せてあげましょう。
この頃は20個程度積み木があってもいいですね。
形のある積み木を導入してもいいかもしれません。
また、重いものを引っ張るのが楽しい時期なので、引っ張ることができるケースもおすすめです。
- 辺と頂点を感じる
- 積むための手のコントロールとバランス力を洗練させる
- 見本を見て作る力をつける
手のコントロールができてきて、積んだり並べたり色々なことができてきます。
辺と頂点が意識できるようになってくるので、バランスよく積み上げたりしようとする姿も見られてきます。
① 並べる。
辺を意識しないと綺麗には並べられません。
「長いね~、こっちは短いね」など長さを表現する言葉も添えてあげれば言語の吸収もできますね。
② 同じように並べられる
数が多くなると難しくなりますね。
色んな形に挑戦してみましょう。
③ 積む
まずは2個から。少しずつ数を増やしてみましょう。
色を言葉にしてあげると、色の概念も身についていきます。
④ 色で分ける
形のある積み木なら、形で分けてもいいですね。
⑤ 見本の上に並べる
0歳でも紹介した見本の上に積み木を置くのも色や数を増やして難易度を上げてみましょう。
2歳の積み木遊び
積み木本来の遊び方が出来てきます。
想像力を使った遊びの他、知育あそびの難易度も上がっていきます。
複数の形が入った積み木を用意する場合は、辺が2倍、3倍の物が入ってるものがおすすめ。
2分の1や3分の1などの感覚を自然と吸収できます。
- 積む、並べるが自由にできるようになる
- 見立て遊びができるようになる
- 平面をとらえられるようになる
2歳くらいになると、動物の真似をしたり、人の動きを真似たりする模倣が出来てきます。
想像力もついてくるので、積み木を車に見立てたりする遊びもできるようになってきます。
① 同じように積む
色や形が入ってくると、観察する力が必要になってきます。
② 色を混ぜて並べてみる
形だけでなく、色も入ると置く場所が決められてくるので難易度が上がります。
空間認知力がついてきて位置対応ができるようになります。
間をあかせて並べるのも頂点を意識しないと難しいです。
空間認知力が鍛えられますね。
③ 規則性を持って積んでみる
階段のように積むと子どもは目をキラキラさせますね。笑
「1個、2個・・・階段みたいだね!」と数を意識させるのもいいですね。
数量感が鍛えられます。
④ 見本のように積む
具体物(積み木)の見本ではなく、平面に書かれた見本を見ながら積みます。
机の上に置いて積むのが難しい場合は、このように立てて見せてあげるとわかりやすいですね。
平面で見られるようになると、抽象的なものがわかってきた証拠です。
⑤ お部屋を作ってみる
面積を感じられるようになります。
広い面積を作るにはたくさんの積み木が必要になるという感覚を自然と吸収します。
3歳以降の積み木遊び
規則的に並べたい、と強く思う時期です。
この時にお片付けのやり方を教えてあげると、箱の中に綺麗に並べるのが楽しくてやってくれます。
色々な形の積み木があるといいですね。
- 想像力を高める
- 立体の感覚を身につける
- 左右対称を意識する
想像力を発揮したい時期なので、自由に遊んでいる時はこちらからの働きかけは極力しないようにしましょう。
「こんな遊びもあるよ」とワクワクするような誘い方で知的要素を入れてみましょう。
① 見本のように積む
少し難易度が高くなるような問題。
空間認知力が高まります。
② かたちづくり
枠がないのでどの形を何個使うのかを自分で判断して置いていきます。
タングラムの積み木版ですね。
③ 記憶ゲーム
2本の筒を用意して、親が積み木を順番に入れていきます。
それを覚えて子どもも同じように入れてみましょう。
筒を引き抜いて、同じ順番になってるか確認してみましょう。
④ 規則性を見つける
赤・青・黄・赤・青・黄・赤・・・次はなーんだ?
色々な並べ方で楽しめますね。
⑤ 立体をとらえる
この形を作るのには何個の積み木が必要かな?
同じ形を作るところからスタート。
できるようになったら、個数を当てるゲームや、積み木問題などに取り組んでみましょう。
⑥ 左右対称に積んでみる
お城など、左右対称に作ってみましょう。
「左右で同じことを『対象』というんだよ」と教えてあげると、左右対称に作る創作力も上がっていきます。
まとめ
積み木を使った知育あそびを年齢ごとにご紹介しました。
年齢別にしていますが、年齢にとらわれずお子様に合わせて遊び感覚で取り入れてみてください。
子どもは親が見せてくれることにワクワクします。
新しい学びや、発見で成長していきます。
お子様の可能性を信じて楽しんでくださいね。