1歳近くなってきて、だんだんと自分の意思で手が動かせるようになると食事中にスプーンや食べ物を下に落としてみたり、テーブルの上のものを落としてみたり、困った行動をすることが増えてきます。
「あーダメダメ!なんで落とすのー!」
と言いたくなりますよね。
しかし、子どもからしてみると自由に手を動かせるようになってきて、手を開くと物が手から離れるというすごい発見をしてしまったのです!
さらに、なぜか物が床に吸い寄せられるということに気が付いていてそれが面白くて仕方がないのです。
物によっては弾むものがあったり、すごい音がするものがあったり、子どもにとってはすべてが不思議!
これは落としたらどうなるんだろう??
これが子どもの好奇心です。
「好奇心なんて持たないで」という親はいませんよね。
好奇心を育てたいなら、大人の困った=子どもの好奇心 を遊びにしてしまいましょう!
100均でも揃う材料で作ったものを中心に、落とすおもちゃ(教具)を紹介します。
もくじ
0歳向けの落とすおもちゃ
穴の上で手を離すだけで落とせるものがおすすめです。
こちらはすべてダイソーで販売されているもので作りました。 箱に穴を開けて箱の中は傾斜にしてあります。 入れたものがまた現れると、子どもは繰り返しやりたくなります。
ダイソーの缶を利用して作りました。
ミルク缶があれば再利用してもいいですね!
落とすものは色々な質感や重さのものを用意しました。
図形落としは色々な種類のものがありますね。
球体→円柱→角のあるもの
と少しずつ難易度を上げてあげましょう。
こちらはセパレートになっている容器に穴をあけました。
0歳のうちは色は関係なく落とします。
色の分別ができるようになったら同じ色の穴に落とす活動にも使えますね。
ふたを開けるのも活動の1つです。
1歳向けの落とすおもちゃ
落とす穴に合わせて手をコントロールさせてる必要があるものがおすすめです。
ドリンクジャーを使った木ダボ落としです。
ドリンクジャーのふたを取った状態です。
まだ小さな穴に落とせない子は、少しだけ角度を変えれば入るくらいの瓶の穴に落とします。
ふたをした状態で木ダボ落とし。
ストロー穴付きのドリンクジャーにピッタリ入ります。短めに切ったストローでもいいですね。
小さな穴に落とすためには、目で穴を見てそこに入れるために手をコントロールする力が必要です。
さらに木ダボをストロー落としへ発展。
長いものを狙って入れるのは難しいことです。
ドリンクジャーだけでも色々なものを落とせるので長く使えそうですね。
ビー玉落としです。
セリアのキャップ付きボトルにビー玉を落とします。
キャップを開けたり閉めたりするのも活動になります。
何度か割れたことがありますが、それも学びだと思いあえてガラスにしています。
ビーズ落としです。
ビー玉は手のひらから落とす子もいますが、細かいビーズは指の先を使わないといけないので少し高度になります。
ビーズの収納箱や瓶のコルクを開けるのも活動になります。
こぼさないようにビーズのふたをあけられるかな?
つまようじ落としです。
楊枝の先は少し切り落としてあります。楊枝は細いので1本だけ取るのが難しいですね。細いものを小さな穴に入れられるようになるとだいぶ指先のコントロールもできてきた証拠です。
チップ落としです。
こちらのチップはAmazonで購入しました。
チップを横にしないと入らないのが難しいところです。
落とすことができるようになったら色分けにもチャレンジ!
カード落としです。
野菜の写真をラミネートして切り抜きました。
保存容器に穴を開けて、中には仕切りがしてありますが、取り出すのが大変そうなのでなくてもよさそうです。
こちらも横にしないと入りませんね。
カードを穴と同じ向きに出来ても、これだと横幅が合わず入りません。
これはかなり高度ですね。
こんなに難しくしなくてもいいですね(汗)
ここまでくると、指先だけでなく知能も付いてきた証拠です。
慣れたら色分けにも使えます。
子どもが今どのくらい手を使えるのかを見極めて用意してあげてください。
子どもは少し難しいくらいのことをやるのが大好き。
何度も繰り返すことで集中力が付き、達成感を感じることができます。
初めて見るものは子どもには使い方ややり方がわかりません。
投げたり転がしたりする前に正しいやり方をゆっくりと見せてあげましょう。
この時、言葉での説明はいりません。
子どもは見て覚えます。
初めのうちは、落とすものがたくさんあるとそちらに興味がいってしまい、落とすという目的から外れてしまいます。
そうならないように、初めは大人が1つずつ手渡ししてあげましょう。
1人でも落とすことに集中できるようになったら、5個くらいまとめて渡しても大丈夫。
慣れてきたら10個以上に増やしてもいいですね。
誤飲などしていないか確認するためにも、決めた数を用意するのがおすすめです。
まとめ
落とす活動を発展形も含めると12個紹介しました。
落とす活動は色々なバリエーションが考えられますね。
オリジナルの楽しいおもちゃを各ご家庭で用意していただければいいと思います。
子どもは集中している時は本当に静かに何度も同じことを繰り返します。
そうやって集中力や体の使い方を身につけていくのですね。
子どものやりたい気持ちを名一杯やらせてあげてくださいね。