私には2人の子どもがいます。
子どものために何をしてあげることがいいのかと試行錯誤しながらの育児。
頑張って働きかけているつもりだけど、子どもが問題起こしたり、思うように行かなかったり、空回りばかりだったような気がします。
子ども時代は人間形成の基礎をつくる大切な時期。
もっと早く『大切なこと』に気が付いていれば私もこんなに悩まずに済んだのに・・・。
今子育て中の皆さんには、私のように後悔してほしくありませんので、これから紹介する『子供の成長に大切な6つのこと』をぜひ実践してみてください。
もくじ
皆さんはお子さんにどのような大人になってほしいですか?
健康で
勉強ができて
スポーツもできて
礼儀正しくて
思いやりがあって ・・・
と、あげればキリがないですね。
私の理想がまさにこんな感じでした!
でも子どもが大きくなって思うこと。
常に自己成長をし続け、自分の力で問題を解決し、生き抜いていく力を身につけること
こそが、親として頭に置いておくべき『理想』であると気が付きました。
そのために私たち親が出来ることは、子ども自身が持っている成長する力をサポートすること。
6つのサイクルをうまく回すと子どもは成長するといわれています。
サイクルを回して子どもの成長する力をサポートしていきましょう!
- 興味・関心を持てる環境を用意すること
- 自分で選択できること
- 集中して繰り返すこと
- 満足感と達成感を得ること
- 生きていくために必要な能力をつけること
- 自己肯定感をつけまた挑戦しようとする心を育てること
ひとつずつ解説していきます。
人が成長するとき、まずはじめに興味や関心を持つことから始まります。
特に子どもは『今自分の成長に何が必要か』が本能的にわかっています。
もっと上手にはさみが使いたい!
もっと早く走れるようになりたい!
自分でボタンを閉めてみたい!
など、子どものやってみたい!が湧き上がった時にそれができる環境があることで、子どもは成長のサイクルに突入できるのです。
今子どもがどんなことに興味を示しているのか?どんな力を付けたいと思っているのかをよく観察して、適切な環境を用意してあげましょう。
せっかく文字に関心が出てきたのに、適切な絵本が家にないなどはせっかくの成長のチャンスを奪ってしまうことになるのでもったいないですよね。
私たち大人は、1日に35000回も決断をして生きていると言われています。
1日の決断力には上限があり、夜になるとだんだんと鈍ってきてネットショッピングでついポチってしまったり、暴飲暴食してしまったりするのですね。(反省・・)
子どももいつかは大人になり、自分で何もかも選択して決断していかなくてはいけませんよね。
決断力を強くするためにも、子どもの頃から自分で選択するということをトレーニングする必要があります。
なんでも親が先回りしてやってあげていた子どもは、大きくなってからも自分の進路すら自分で決められない、なんてこともよくあることです。
小さいころから自分で選択していく力を育ててあげてください。
イヤイヤ期の頃までは、2択から。
どっちの服にする?どっちの絵本にする?どっちから食べる?などがいいですね。
3歳くらいになったら、「どれにする?」と複数の中から選択できるようになっていきます。
その選択が間違っていたとしても、拒否しないようにしましょう。
間違っていれば子ども自身で気が付くはずです。
そしてそれが学びになり、次に正しい選択ができるように成長します。
子どもが興味を持って自分で選択した取り組みはとても集中します。
子どもが集中している時は自分自身を成長させている時。
大人から見たらくだらないことに見えても、子どもにとっては成長にかかせないとても大切な現象です。
よく、アスリートなんかがフロー状態とかゾーンに入るという表現をしますよね。
まさにそんな状態です。
なるべく集中をさえぎらないようにしましょう。
声をかける必要もありません。
大人も集中して何かしている時に話しかけられると「話しかけないで!」と思いますよね。子どもも同じなんですね。
集中状態を確保してあげることで、子どもは満足感や達成感を感じることができます。
この時、脳内ではドーパミンが分泌されると言われています。
脳内麻薬とも言われるドーパミン、実はすごい力を持っています。
例えば、指先を使った活動をしている時には脳内では指先を動かす部分が活性化しているのですが、ドーパミンが出ると脳内全体が活性化して、記憶を司る場所や思考を司る場所まで一緒に鍛えることが出来るのです。
手先が器用になるだけでなく、運動能力が上がったり、考える力や注意力、判断力、記憶までも向上させると言われています。
こんなお得な(?)ドーパミン、出さないわけにはいきません!
お子さんが集中した先に、満足したかな?達成感を感じているかな?と意識して観察してみましょう。
また、大好きなお母さんに認められたり、褒められたりすることでもドーパミンは分泌されます。
「大好きだよ」という言葉でたくさん満足させてあげましょう。
生きていくための能力は、関心を持って、集中して繰り返して、達成感を味わうことで本当の力として身についていきます。
少し大きくなった子どもに、「もう〇歳なんだからこのくらい出来るでしょ!」とついつい言ってしまう前に考えてみてください。
それを身につけるための環境がありましたか?
集中して何回も繰り返しましたか?
達成感を味わいましたか ?
子どもの自立をサポートするのが親の役目です。
お母さんがいないと何も出来ない子にしないためにも、必要な能力のために何ができるか考えてあげましょう。
ここまでの工程をくり返して自分の力として備わると、自分は出来るんだ!という強い心が育ちます。
自己肯定感が備わると、自分で自分を信じることができ、精神的にも安定します。
また、自分はやればできる!と信じているので難しいことにもチャレンジしようとします。
すると、新しい興味関心を見つけ、また同じ成長のサイクルが繰り返されて自己成長を続けていくことになるのです。
自己肯定感があれば失敗しても諦めずに次に進む力になるんですね!
長い説明になってしまいましたが、もう一度このまとめを読んでいただき、お子さんと関わってみてください。
- 興味・関心を持てる環境かな?
- 自分で選択させたかな?
- 集中の邪魔はしないように
- 満足感と達成感は感じたかな?
- 生きていくための能力は身についてるかな?
- 自己肯定感はついたかな?
いいサイクル回してあげてくださいね。